EUのベラルーシに対する制裁 — 第8弾:防衛産業とハイテク(2023年8月)
2023年8月3日、欧州連合(EU)はベラルーシに対する第8弾の制裁パッケージを採択し、38人の個人と3つの団体を制裁対象リストに追加するとともに、ベラルーシおよびロシアの防衛産業と先端技術分野を対象とした新たな輸出規制を導入した。
<h2>個人の指定</h2>
第8弾の制裁により、指定された個人の累計は233人、団体は38団体となった。新たに指定された個人には以下の者たちが含まれる:
<ul> <li>ベラルーシの市民社会に対する活動やロシアの諜報活動を支援する、KGBおよびGRU(軍事諜報)の追加の当局者</li> <li>政治犯の収容状況および虐待に責任を負う刑務所当局者および関係当局</li> <li>野党関係者、ジャーナリスト、市民社会活動家に対する政治的裁判に関与する検察官および裁判官</li> <li>ベラルーシ領土を通じたウクライナ人児童の強制的追放に携わる当局者</li> </ul>
<h2>新たな輸出規制の分野</h2>
第8弾の制裁は、ベラルーシへの以下の輸出に対する規制を導入または強化した:
<ul> <li><strong>航空宇宙産業製品:</strong>民間および軍用航空機の整備・製造に使用される部品および機器</li> <li><strong>火器および弾薬:</strong>輸出禁止の対象となるカテゴリーの拡大</li> <li><strong>半導体および電子部品:</strong>ロシアおよびベラルーシの兵器システムにおける重要な投入物とされる先端チップおよびマイクロエレクトロニクス。ウクライナの戦場で回収されたものも含まれる</li> <li><strong>無人航空機(ドローン):</strong>部品および完全なシステム</li> <li><strong>光学および熱画像部品:</strong>照準および監視システムに使用される部品</li> </ul>
<h2>人権への配慮</h2>
理事会の付随声明では、EUの制裁がベラルーシ国内の状況(政治犯約1,400~1,500人が依然として拘束されていると推定)と、ロシアのウクライナ侵攻に対するベラルーシの積極的な軍事的・後方支援の両方を引き続き対象としていると強調した。
EUはまた、2023年6月にロシアとベラルーシが発表した、ベラルーシ領土へのロシアの戦術核兵器の配備について、特に懸念を表明した。